思いの丈

主に映画・演劇・ライブとかの感想吐き出し用です

「あぶ刑事」がやっぱり面白かった話

立て続けに恐縮です。

実はこれを吐き出さずにはいられなくてブログ作ったので引き続き語ります。

 

今日は「さらばあぶない刑事」を見てきました。

昨日封切りされたばかりなので、まだ見てない方には大変申し訳ないのですが思いっきりネタバレします。

でもそんなことどうでもいいぐらい、きっと見たら満足できると思う。特に「あぶ刑事」のドラマを知る世代なら。

 

私がドラマを見ていたのはたぶん小・中学生の頃です。

大げさに言わなくても子供だった自分に、「ダンディー鷹山」と「セクシー大下」は本当にダンディーでセクシーな大人の男性に見えたものでした。

 

あれから30年。60を越えた二人が出演する最後の劇場版ということで、「これは見なくては」と繰り出したわけです。

ちなみに封切り二日目ですが、若者の街・渋谷の東映は席に大変余裕がありましたのでオススメです。

 

冒頭、留置所らしき場所。靴音を響かせながら登場する細身の男性。

歩みは途中からステップになり、鉄格子越しにそのシルエットが粋に踊る……

 

もう既に掴みは最高ってやつですよ、これだよこれ、このスタイリッシュ感!!!!!

 

タイトルは当時のフォントのまま。横浜の空撮。でもその夜景はみなとみらいがあるし、間違いなく2016年の横浜なわけで…ここでちょっと泣いた。

 

当時のキャストが30年後の姿で出てきます。

あの生き様のまま重要物保管所の所長になった薫。

二人の直属の上司になっている透。

ベンガルさんはラーメン屋に、木の実ナナさんはNPO法人の理事長として横浜の街を守り続けている…すばらしい。

その中で気になったのが小林稔侍さん。とつとつと台詞を語る姿がもうなんていうか演技というものを超えて胸に来るものがあります。

 

今回の敵はアメリカ(南米)から「ビジネス」でハマを狙いにやってきたマフィア。

最近は日本に外国人やハーフが多いように、海外にも日系の方が多いですからね、日本人が演じても違和感ゼロ。いい時代になりました。

吉川さん、主演二人に渡り合うぐらいカッコよかったです。アクションもすばらしかった…。もう一人のスキンヘッドの彼は誰だ?と帰って調べたところ夕輝壽太さんという俳優さんだそうです。吉沢亮さんと共に好演で、NEXT世代の有望株をきっちり印象的に見せて来る手法は本当に素晴らしいな!と思いました。

 

まあ事件のなんやかんやはいいとして、あと特筆すべきはタカとその彼女・夏海(菜々緒さん)の場面。

とにかくバブル。全てがバブル。

登場から退場まで全てが腹筋に力を込めずには見られない場面の連続で、昭和っていいな、すばらしいなと思わずにはいられませんでした。あの映画の中ではきっと現代は昭和91年なんだわぁ。

 

とにかく、タカとユージの関係性は終始一貫私が大好きで毎週見ていた頃のノリのままで、多少オヤジギャグ的なところがあるにせよそれすらも愛おしく最後まで見ました。

ていうかラスト最高すぎませんかね!?

誰もが納得して誰もが幸せになる最高のハッピーエンド!!!!

あぁ、これがザッツ・エンタテインメント!!!!!

とニコニコして、エンドロールで流れる昔の映像でまたちょっと泣いて、本当に満たされた気分で劇場を後にしました。

 

 

しかし、エンドロール見ながら思ったけど、あぶ刑事ってあんなにハチャメチャなドラマだったっけ…?

今ならhuluで全部見られるみたいだから復習してきます。別にhuluや日テレの回し者ではないです。