「キンプリ」がとにかく面白かった話
「キンプリ」をご存知だろうか。
Twitter上で最近爆発的に増加している「キンプリはいいぞ」「キンプリを見てください」という表記のアレです。
かく言う私も2週間前、知人から「キンプリはいいぞ」と言われて、しかも面白いことに関しては間違いなく趣味もノリも合う人だったので「えっマジで?じゃあ週末行ってくる~」と軽い気持ちでノコノコ席を予約して見たのです。
甘かった。
冒頭から私の脳内を飛び交う146782521個ぐらいのクエスチョンマーク。
その後5分もしないうちに私の腹筋は笑いを堪えてプルプルと震えだしたのです。
「これ……これダメなやつだ……!!!!!!」
※ダメ=ツボに入って笑いが止まらなくなるからダメ
「キンプリ」の正式名称は「KING OF PRISM by PrettyRhythm」。
プリティーリズムと言えばたしか女の子向けの夕方のアニメだよね?ぐらいの認識しかなかったのですが、この日私の両隣には20~30代くらいの男性が座っていました。
あっ、よく考えたら場内に子供なんて一人もいませんでした。
でも、その両隣の男子も同じように笑い、楽しんでいることに途中で気づき、ホッとした次の瞬間から私は怒涛の「キンプリ」ワールドに引きずり込まれて行ったのです。
なぜかスケートのエッジのついた靴で器用に踊り
(私は光GENJIを知る世代なのでスケート靴でガチダンスがどれだけ難しいかは知ってるつもり)
ジャンプするとなぜかマジキチとしか言えない異次元ワールドが炸裂し
なぜか登場したよくわからないライバルがキレてダンスバトルが始まり
なんか知らないけど過去を語ったかと思うと泣いたり笑ったりハリウッドに旅立ったりし
ド新人がスーパールーキーという、それこそハリウッドも真っ青のサクセス・ストーリーが展開し
結果何一つ問題が解決していない(※重要)
そんな嵐のような1時間、私の目はガン開きだし口は笑ったままだし腹筋はずっと力入れっぱなしで痛いし、終わった後は放心状態でした。
しかし、私の中の「キンプリ」はそこでは終わらなかったのです。
帰宅後、「あの世界は一体なんだったんだ…?」と映画の公式サイトや「プリリズ」公式サイトを漁り、Wikipediaで勉強して、全く予備知識ナシで見たものの関係性が少しだけわかってきたのです。
その結果思ったこと。それは……「もう一度見たい」。
友人が「シャブい」という言葉を使っていたのが心底理解できました。まさに麻薬。
あの高揚感をもう一度体験したい、ていうか曲普通に良かったからもう一度聞きたい。
実は翌日は、その知人と見ることになっていました。
見れるんですもう一度!!!!
翌日はなんと「応援上映会」字幕部分はアフレコOK、ツッコミOK、ペンライトでの応援OKという夢のような企画。
笑い声を我慢しなくていい!!!!
結果から言うと、応援上映会最高でした。
ガチ勢(=プリズムエリートというそうです)のツッコミはどれもこれも面白く、我慢することなくゲラゲラ笑って、知人が用意してくれたサイリウムとかろうじて家にあったジャ●系のペンライトを振ってとことん楽しみました。
昨日、また応援上映会が開催されました。
私はエリートの皆さんに倣って、光るバラとキングブレードⅡを買い求めて参戦しました。私もエリートの一員になれた気がしていたく満足しました。
予備知識0の人間をたったの2日でエリート化させた謎の吸引力を持つ「KING OF PRISM by PrettyRhythm」。まだ都内でも見られますし、これから上映が始まる地域もあるようです。
キンプリ見てください。キンプリはいいぞ。